『職業訓練とは!?』お金をもらいながら資格取得を目指す完全ガイド

職業訓練に通って給付金をもらいながら資格取得の勉強ができると聞いたことがあるけれど、実際にどうしたらいいかわからないまま自力でなんとか資格の勉強を進めている方はいらっしゃいませんか。

転職活動をしたいけれど、今の自分のパソコンのスキルで次の転職先が見つかるか不安。資格取得の勉強をしたいけれど働きながら資格の勉強をするのは大変。

この記事では下記のような不安を解決できるように書いています。

私は35歳の時、貯金額は20万円ほど。パソコンや簿記のスキルもゼロでフリーターや正社員を転々として過ごしてきました。いつかはパソコンスキルを身につけて事務職に転職し50代60代まで安定して働ける正社員につきたいと思い、職業訓練校に通い卒業後に習得したパソコンスキルを活かし正社員の事務職として働いています。

貯金20万円・パソコンスキル0で転職を繰り返していた自分が、日商簿記3級・パソコンのExcelとWord2級を取得後、スキルを活化して毎月iDeCo2万円・積立NISA10万円の投資ができるほどの収入を得てられる正社員へと人生が変わりました。

これからお話しする私の体験談から、ぜひ皆様のお役にたてれば本当に嬉しいです。

目次

職業訓練とは、給付金をもらいながら資格取得を目指し転職活動を有利に進める方法

職業訓練の言葉は聞いたことがあるけれどどのような制度なのか知りたいな・・・。と頭の片隅で考えたことがある人はいませんか?どんな制度なのかをまず知ることが行動するきっかけになると思います。まずはご自身が職業訓練に通えるのかを確認しましょう。

職業訓練には2種類の基本的な仕組みがあることを知ろう

訓練を受ける際に受け取れる給付について2種類の仕組みがあります。私は当時全く理解ができませんでした。正社員だったので職業訓練で給付金がもらえることが当たり前だと思い込んでいたんです。

雇用保険をかけているかいないかでもらえる給付金楽も変わるのでご自身がどうなのかを今一度再確認してみてください。2種類の基本的な仕組みと、自分がどれに該当するかは次を読んでいただければわかります。

失業保険をもらっている人は【公共職業訓練】を受講可能。もらっていない人は【求職者支援訓練】を受講

  • 給与明細『雇用保険料』の控除欄に記載がある
  • 年末に会社から渡される源泉徴収票『雇用保険料』の記載がある
  • 会社の人事や総務部に直接問い合わせる
  • ハローワークで確認
  • 前職の離職票に加入期間が記載されている

【離職票】とは、会社を辞めた人が会社から受け取る書類で、『失業手当』をもらうためにハローワークに提出する公的な証明書です。

退職が決まったら、速やかに離職票を発行してもらえるように退職する会社の担当者に依頼しておきましょう。自動的に発行はされません。

退職日から約二週間で離職票が手元に届きます。転職先が決まっていれば失業手当を受け取ることはないので離職票は不要です。

公共職業訓練と求職者支援訓練の主な違いを説明

雇用保険を受給可能かどうかが関係なくても再就職のための訓練を受けることはできますが、2種類の違いを知れば自分んにとって有利なのかが明確になると思います。下の図を見て違いを確認してみて下さい。

公共職業訓練求職者支援訓練
実施機関国・都道府県
民間教育訓練機関等
民間教育訓練機関等
(厚生労働大臣が認定)
対象者雇用保険(失業保険)受給者
(会社員、1年以上雇用保険をかけていた人)
雇用保険を受給できない人
雇用保険を受給終了した人
(フリーター、主婦、自己都合退職で保険対象外など)
訓練内容専門的で幅広い分野・長期間も可能実践的スキル
基礎スキル
主な給付
(手当)
失業手当(雇用保険)
受講手当・交通費
職業訓練受講給付金(月10万円)+
交通費
自分で支払う費用原則無料
(テキスト代・資格試験受験料は実費)
原則無料
(テキスト代・資格試験受験料は実費)

失業保険をもらいながら専門的な職業訓練を受けたい人は『公共職業訓練』
失業保険がもらえないけどスキルアップをしたい人は『求職者支援訓練』

※給付金の金額については給付金の種類と条件で説明します

求職者支援訓練とは【月10万円+訓練+就職サポート】が失業保険なしで受けられる

  • 月10万円の生活支援の給付金がもらえる
  • 無料の職業訓練(テキスト代・試験料は自己負担)
  • ハローワークが求職活動をサポートしてくれる
  • 雇用保険を受給できない人や、収入が一定額以下の在職者の方が給付金を受給しながら訓練を受講できる
  • 給付金が受け取れなくても、職業訓練は無料で受講ができる

主な対象者の人は『雇用保険の適用がない』『フリーランスや自営業廃業した』『雇用保険の受給が終了』『一定額以下の収入のパートタイム』のような方々です。

無料の訓練だけを受講しようとする人とは『親や配偶者と同居していて一定の世帯収入がある』『親と同居していて卒業しているけど就職は未定』『在職で一定の収入がある』のような方々です。

給付金を受給しながら職業訓練を受講するための厳しい8個の条件とは?

  • 前月の本人の収入が8万以下
  • 世帯全体の収入が25万円以下
  • 世帯全体の金融資産額が300万円以下
  • 現在住んでいる土地以外で建物や土地を所有していない
  • 訓練実施日全てに出席する ※やむおえない時でも8割の出席率が必要
  • 同じ世帯に職業訓練受給給付金を受給する人がいない
  • 前回の職業訓練受講給付金の給付から6年以上経過している
  • 過去3年以内に不正行為によって給付金を受けた経歴がない

給付金の支給額は?

  • 給付金 月10万円
  • 交通費 月上限42,500円
  • 寄宿手当、 月10,700円

交通費は、給付金が受け取れなくても『本人収入が月12万円以下+世帯収入が月34万円以下』などの要件を満たせば、交通費のみ受け取れる場合があります。

寄宿手当は、訓練を受けるために住居の変更が必要とハローワークが認める場合に支給されます。

主な訓練コースは?

  • ビジネスパソコン科、オフィスワーク
  • WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科
  • OA経理事務科、営業販売科
  • 医療・介護事務科、調剤事務科
  • 介護職員初任者研修科、介護職員実務者研修科
  • 広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科
  • 3次元CAD活用科、ネイリスト養成科

給付金の種類・金額

給付金で生活費をカバーしながら職業訓練でスキルアップを目指すことが出来ればその後の人生を大きく変化するきっかけになると思います。ただ給付金がいくら受け取れるかを知らないと、訓練中の生活費が足りるかどうかの不安が残りますよね。家族や周囲の協力を受けるとき、お金の説明もすることになるので自分で給付金楽を計算できると便利だと思います。

失業保険の計算式3ステップで自分の給付金額を確認しよう

STEP
賃金日額を計算

退職前6か月間の総支給額を180(日数)で割る

STEP
1日あたりの失業保険(基本手当)を計算

基本手当日額=賃金日額✖️給付率

STEP
総受給額を計算

総受給額=基本手当日額✖️給付日数

 

STEP2:給付率とは
賃金が低い人:80%、普通の人:60〜70%、高い人:50%
理由として、低賃金の人ほど生活が苦しいため、より手厚く保護する必要がある。

STEP3:給付日数とは
自己都合退職:90〜150日
会社都合退職:90〜330日

賃金計算の具体例を見ていきましょう  

STEP

賃金日額を計算【控除前の月給25万円の場合】

6ヶ月の給料合計:25万円✖️6ヶ月=150万円

賃金日額:150万円➗180日=8,333円

STEP

1日あたりの失業保険(基本手当)を計算

金日額8,333z円の場合【給付率60%として】

基本手当日額✖️8,333円✖️60%=5,000円

STEP

総受給額を計算

自己都合退職で90日の場合

総受給額:5,000✖️90日=45万円

賃金日額の計算をする場合、すべてのお給料の内容が賃金の計算に含まれるわけではありませんので次のポインを確認しておきましょう

計算についての重要なポイント

ポイント具体例
✅ 月給は総支給額手取りではなく、税金・保険料控除前の金額
✅ 賞与や臨時的なものは含まない一回きりの特別金やボーナスは計算に含まれない
給付率は自動計算賃金日額が高いほど給付率は下がる
上限がある計算結果が上限を超えても上限額まで
正確な金額はハローワークで複雑な計算式があるため要確認

具体的な給与明細の例で説明

支給控除
基本給:20万円所得税:1万円
住宅手当:3万住民税:1.5万円
交通費:2万社会保険料:4万円
残業代:3万雇用保険量:0.2万円
総支給額:28万円 ⭕️こちらを使います!控除額合計:6.7万円 ❌こちらは使わない!

差引支給額(手取り):21.3万円  ⇨  ❌こちらは使わない!

実際に受講して感じた職業訓練の受講メリット

私が公共職業訓練(失業保険あり)へ実際に通っていた時に感じたメリットをお伝えいたします。

金銭面のメリット

1、訓練費用が無料

項目一般のスクール公共職業訓練
受講料10〜50万円無料
教材費込みまたは別途必要実費のみ(5,000〜3万円)

2、雇用保険受給者の場合は失業保険が延長される

項目通常公共職業訓練受講
失業保険の給付日数90日90日+訓練期間分
訓練期間ーーー180日(6ヶ月)
実質的な受給期間90日270日(9ヶ月)

失業保険の給付期間が終了してしまったり、訓練期間中に失業給付の所定給付日数がなくなった場合、訓練終了後(退校日)まで延長されます。

実際に私が受講していた時、失業保険の受給期間が切れて給付金がもらえなくなってしまうので職業訓練の受講をスタートさせている人はいました。

3、給付制限が解除される

状況失業保険の支給開始
通常離職後1ヶ月待機
公共職業訓練受講すぐに支給開始

自己都合で会社を退職すると支給の開始期間が2ヶ月ほど遅れますが、受講指示を受けた上で職業訓練を受講すれば、翌月までには失業手当が受け取れます。

受講指示とは、ハローワークが失業保険の受給者に対して『あなたに職業訓練が必要です』と公式に認めることです。

受講指示がなければ、失業保険の延長や給付制限の解除、交通費の支給などはありません。訓練費用が無料になるだけです。

4、交通費が支給される

支給対象月額上限:42,500円
公共交通機関通勤定期券の金額が基準
自動車・バイクガソリン代として距離に応じて支給
自転車2km以上で距離に応じて支給
徒歩2km以上等関係なく支給されない

訓練開始前にハローワークで申請し、手当を受け取ることで経済的な支援につながります。

自宅から距離が近すぎる、新幹線や特急・タクシーを使う、遠回りの経路で通う、訓練を受講していない場合は交通費が降りないことがあります。

スキルアップのメリット

1、実践的なスキルが身につく

訓練コース例取得できる資格・スキル
IT・プログラミング科基本情報技術者、Java、Python
医療事務科医療事務技能審査試験
経理事務科日商簿記2級・3級
介護職員初任者養成科介護職員初任者研修修了
WEBデザイン科Webデザイン技能検定
電気設備科第二種電気工事士

求職者支援訓練の学べる分野では、製造・機械系や建設・設備系のスキルアップの場所はあまりありませんので事前に確認しておきましょう。

国家資格や民間資格が取得できるように、訓練期間中には資格試験対策も含まれているので安心して受講できます。

2、転職活動へのメリット

  • 資格取得により、事務職の正社員への転職成功
  • 転職を繰り返しても、職業訓練を卒校したことによる転職への覚悟を見せることができる
  • スキルゼロからの脱出で自己肯定感アップ
  • 新しい仲間との転職活動の情報交換

私は実際、転職先の面接官に『職業訓練を受講して資格取得に励んだことで事務職に転職したいという覚悟が見られますね』と好印象を持っていただけました。

今まで経験がない職種にも、資格取得を目指して職業訓練んを卒校したことにより。転職活動に有利になります。熱意が伝わる面接官もいるので転職活動を諦めないことが大切。

人脈や環境のメリット

1、仲間ができる

自分の得意分野を活かす仲間に教えることでやりがいの向上アップ
苦手意識の克服周りと同じことを悩むことで孤立感が減少
コミュニケーション力向上グループワークを行うことでさらなる向上
視野が広がる勉強だけではなく、今後の自分の考え方を周りから学ぶ

仲良くならなくても、わからないことがあれば声をかけて自分の目標を達成できるように行動していけば道は開けます!

人間関係が悪い場合でも、自分の勉強に集中して前に進むように意識してみて下さい。必ず仲良くしなくてはいけないということではありません。

仲が悪い人たちが多い場合は、メンタルが弱ってしまい受講が困難になることもあります。その時は退校も視野に入れましょう。無理をしすぎないように!

2、生活リズムが改善

  • 訓練校に通うことで、不規則になりがちな生活リズムを整えることができる。
  • 就職後の生活リズムへの移行が楽になる
  • 就職活動中、スキルアップのために時間を有効活用できる

試験合格を目指して、生活リズムを寝ている時以外は極力学習時間に充てることを意識していました。

私のある一日の生活

  • 5:00〜8:00:起床・問題集・朝食(3時間)
  • 8:00〜8:30:通学(30分)
  • 9:00〜16:00:職業訓練(7時間)
  • 16:00〜17:00:清掃・リラックスタイム(1時間)
  • 17:00〜19:00:居残り勉強(2時間)
  • 19:00〜19:30:帰宅(30分)
  • 19:30〜22:00:夕食・自由時間・就寝準備(2.5時間)
  • 22:00〜5:00:就寝(7時間)

知識がゼロの私が試験合格をするためには、通常の受講だけでは足りませんでした。居残り勉強や自宅での早朝額手時間を確保してようやく合格できたんです。

生活リズムを改善するには通学前の学習時間の確保がしやすい

職業訓練受講のメリットまとめ

  • 専門技術などの実践的なスキルを身につけられる
  • 未経験などの基礎から丁寧に教えてもらえる
  • 基礎から応用までを順序立てられた受講内容
  • 通学することにより、勉強の習慣がつき訓練後半ではスキル向上が大きく見込める
  • 周囲との協力で独学では理解できない科目もクリアできるようになる
  • 受講科目の理解が進むにつれての自己肯定感アップ
  • 受講料が無料
  • 給付金や手当が受け取れる
  • 資格取得費用が一部負担される場合もある
  • 交通費が最大42,500円まで受け取れる
  • 失業保険が切れても訓練期間中は給付金が受け取れる
  • 失業保険受給対象でない人でも『毎月10万円+訓練無料+交通費』
  • 同じ目標を持つ仲間に出会える可能性がある
  • 同期との教え合いや情報交換ができる
  • 学習環境が整っている(パソコン・教材・学習場所)
  • 講師に直接質問できる
  • 孤独を感じずに勉強ができる
  • 定められた期間の中での集中力向上
  • 自分だけでは経験できない人生経験を知ることができる
  • 取得した資格が履歴書に書くことができる
  • 履歴書作成や面接対策などのアドバイスを受けられる
  • 就職相談が受けられる

⭐️人生設計のメリット⭐️

  • スキルゼロからでも自信を持って転職活動ができる
  • 安定した生活につなげるチャンスになる
  • 知識が増えたことにより将来の転職活動や副業などの選択肢が広がる
  • 仲間とのコミニケーションで自分の視野が広がる

スキルだけでなく、価値観や仲間との交流をとして自分自身の価値観や人生観を広げることができる場所でもあると思います。

実際に感じた不安・デメリット

時間的なデメリット

私の資格試験前の実際に過ごしていた1日のスケジュールです。スキルゼロからでスタートしたので基本的な知識のおさらいから始めました。1ヶ月目くらいまでは訓練の雰囲気に慣れることや、基本的な内容の授業だったので朝の時間はゆっくりできたのですが2ヶ月目以降はこのようなスケジュールになっていました。

  • 5:00〜8:00:起床・問題集・朝食(3時間)
  • 8:00〜8:30:通学(30分)
  • 9:00〜16:00:職業訓練(7時間)
  • 16:00〜17:00:清掃・リラックスタイム(1時間)
  • 17:00〜19:00:居残り勉強(2時間)
  • 19:00〜19:30:帰宅(30分)
  • 19:30〜22:00:夕食・自由時間・就寝準備(2.5時間)
  • 22:00〜5:00:就寝(7時間)

一人暮らしだから学習時間に自分の時間を使うことができました。次のような時間も勉強時間に当てないといけなくなる可能性もあります。

1、自由時間が大幅に削られるデメリット

  • 趣味や家事に充てる時間
  • 副業やアルバイトの時間
  • 体力的な疲れ
  • 精神的に追い込まれてしまう

2、受講日が平日というデメリット

授業時間が平日固定されていることで次のことも制限されてしまします。

  • 病院や役所などの用事を平日に入れにくい
  • 周囲との予定を調整しづらい
  • 転職活動の採用面接や試験と訓練が重なってしまう

3、通学時間によるデメリット

  • 訓練校から遠い場合、移動時間が負担になります
  • 電車・バスなどの中で勉強するのは効率が悪い
  • 通学に時間がかかると体力や気力が悪天候に左右されやすくなる
  • 往復の通学と不慣れな授業で自宅に帰っても疲れて勉強が進まない

実際に、同期で往復3時間かけて通っている受講生がいました。真冬の通学は大変そうで、悪天候で遅刻をしてくることもありました。

訓練校を選ぶ時は、自宅からの距離や交通手段を考慮して、通いやすい場所を選びましょう。

就職活動についてのデメリット

1、資格試験の勉強と就職活動の両立

訓練期間の後半になると転職活動が本格的になってきます。

退校までに就職先を見つけなければという焦りが出てきます。
次のような時間が必要になります。

  • 資格試験のための居残り勉強や早朝学習
  • 応募書類の作成
  • 採用試験の準備・面接出席
  • 筆記試験や作文提出

訓練受講の後半から厳しくなるスケジュール『授業+資格試験+応募書類の作成+面接準備+面接』

『資格取得+就職活動』を両立しようとすると次のような問題が発生してきます。

  • 授業や資格勉強以外に面接や企業の説明会などの調整が必要になる
  • 採用応募の時間が不足してしまう
  • 体力が失われてくる
  • 精神的なストレスが増えてくる

2、訓練を受けても、すぐに就職が決まるとは限らない

したの3つが必ず叶うと私は当時信じていましたが、現実は全く違いました。

  • 職業訓練を卒業=就職内定ではない
  • 資格取得=就職内定ではない
  • 受講する=資格取得ができるわけではない

未経験やスキルゼロから挑戦する場合、応募書類が通らないことがほとんどなので根気と継続が重要です。

3、ハローワークのサポートの限界

ハローワークのサポートはもちろん受けることはできますが、限界があります。

  • 求人数には限りがある
  • 面接対策や書類添削はその場でスムーズにできない
  • サポートしてくれる担当者によってばらつきがある

ハローワークに全てを任せても就職活動は進みません。自ら行動を起ことが就職内定獲得へつながります。

授業についてのデメリット

授業内容は受講生全員が同じなので、元々知識がある人は増える知識の量は少ないかもしれません。

また、意欲などについても、全員が自分と同じ目的で授業を受講しているとは限らないことを知ることでストレス軽減になると思います。

1、クラス全体のレベルが合わない

  • 授業は全員同じ内容を同じスピードで受けるのでばらつきが出てくる
  • すでに基礎スキルがある人 ⇨ 内容が簡単で持て余してしまう
  • 未経験の人 ⇨ 授業についていけない

パソコンや簿記などは特にスキルの差が大きく出てしまい、個人のギャップが激しくなりやすいです。

2、先生の教え方が合わない

  • 知識はあるけど、教え方は人それぞれ
  • 説明を聞いていても理解できないと、モチベーションが落ちてしまいます

どのような先生に当たるかは『運』もあります。その時の先生に合わせて自分のために授業を受けましょう。

3、クラスメイトそれぞれの受講スタイルがある

  • 真剣に学ぶ人
  • 目標を持って授業に取り組む人
  • わからないところをお互いに授業の教え合いをする人
  • 協調性を持って周りと過ごせる人
  • 失業給付を延長するためだけに席に座っている人
  • 授業の進行を止めるくらいにガヤを飛ばす人
  • クラスメイト同士で派閥を作り、雰囲気を悪くする人
  • 授業を真剣に聞いている人の邪魔をする人
  • 受け身すぎる人

目標に向かって一生懸命に受講をしている人ほど、周りとの温度差が感じられやすいです。自分の目的を明確に持って行動していくことで少しでも多くの時間を集中して過ごせると思います。

4、授業を受けるだけではスキルは身につかない

授業で統一された進行では自分の理解は追きません

  • 自主学習(居残り・早朝の学習など)
  • クラスメイトとの教え合い
  • 授業以外の時間でも先生への質問をする

授業を受けていれば必ずスキルが身につくわけではなく、自分が行動しなければスキルは身につかない

お金のデメリット

1、今までの収入が『0』になる

生活費や収入面を気にしている人にとっては、訓練開始後の実際にもらえる給付金がおもていたものとは違うと感じる人もいます。

  • フルタイムでのパートやアルバイト・派遣を辞める必要がある
  • 正社員として働いていた人は収入がストップする
  • 貯金を崩して生活費を補填しなくてはいけない場合もある

2、給付取得のために制約がある

  • 雇用保険の受給資格がある人
  • ハローワークの『職業訓練受給給付金』の対象者であること
  • 授業の出席率が8割以上であること

熱心な授業の態度を示していても、出席日数が8割以下であると退校処分となります。給付金を受け続けるには出席日数の確保が最優先です。

3、再就職の遅れによる収入減額

  • 訓練受講中は就職はできないため、収入が減ります
  • 長期間になるほど再就職へのブランクが出てきます

給付金だけ受給していても、生活費が苦しくなり再就職を決めている同期もいました。

授業についていけなく資格取得を諦め再就職を選ぶ人もいました。

給付金の受給が長期に渡るほど家計への負担が圧迫される可能性が高まります。貯蓄の確認をしておくことが重要です。

4、生活費の切り詰めによるストレス

  • 給付金額が低いため、生活費を極端に切り詰める必要が出てくる
  • 趣味・外食・楽しみを控えることからのストレス
  • 貯金額が減るストレス

給付金の生活が長くなるほどストレスが増加する可能性が出てきます。

『訓練=すぐに就職が決まる』ではないため、経済的な蓄えは必要です。自分の最低限にかかる生活費や、受け取れる給付金額、資格試験代などのリサーチをすることによりギャップをなくしておきましょう。

5、転職先の給料が下がる可能性がある

  • 就職先によっては前職よりも収入が下がる場合もある
  • 未経験分野や専門スキルを身につけた直後は通常よりも低い収入でスタートすることがあります

新たなスキルを身につけた後の転職活動は、転職先の範囲が広がりますが未経験ということから収入が低くなる可能性が

6、資格試験や教科書代は実費であること

  • 受講のためには教材を実費購入する必要がある
  • 資格試験代は実費のため、試験を受ける件数が多いほどお金が必要になる

資格取得を目的として受講をしている場合、受講の後半には試験を受けることになりますが、

職業訓練受講のデメリットまとめ

  • 自由な時間が大幅に減る
  • 予定が組みにくい
  • 通学時間長いと負担になる
  • 受講日が平日であること
  • 資格試験お勉強と就職活動の両立
  • 訓練を受けてもすぐに就職が決まるとは限らない
  • ハローワークのサポートには限界がある
  • クラス全体のレベルが合わない
  • 先生の教えが合わない
  • クラスメイトそれぞれの授業への姿勢への違和感からのストレス
  • 授業を受けるだけではスキルの大幅な成長は見込めない
  • 今までの収入が『0』になる
  • 給付取得のためには制約がある
  • 再就職の遅れによる収入減が額
  • 生活費の切り詰めによるストレス
  • 転職先の給料が前職よりも下がる可能性がある
  • 資格試験や教科書代の捻出が苦しくなることがある

職業訓練についてのQ &A

実際に周りで聞いた質問にお答えします。
職業訓練に通い始めて『こんなはずじゃあなかった!!』という悲しい気持ちにならないように、実体験から少し辛口回答になりますのでごご承知おきください。

職業訓練を2回目受けることはできますか

できます。

実際に職業訓練を受講後、1年間雇用保険をかけ退職し再度職業訓練を受講している人がいました。

  • 前回の訓練終了日または退校日から一年以上経過していること
  • 同じ職種や重複受講は基本的に不可
  • 公共職業訓練の場合は雇用保険に1年以上かn湯していることが原則条件
  • その他個別判断のためのハローワークに相談が必要
学習についていけるか不安(ペースが早い・パソコン操作に対しての不安)

基礎的な操作が難しいのであれば、授業を聞いているだけではついていけません。

  • 補佐役の先生もいるので、授業中つまづいた時はサポートしてもらうことができる。
  • 一緒に授業を受けている同期にも教えてもらいながら授業を受けるようにする
試験対策ができるか不安

授業を受ける他に自習は必須です。

  • 学習時間を確保して、問題を解く時間が必須
  • 受講後半になると、試験対策を授業の内容に入れてくれます
  • 基礎が難しいと感じる場合は、早朝と居残りの学習は必須
自分のできないことに対して、授業で周りの目を気にしてしまう

理解できるようになったら自信がつき周りを気にしなくなります。その為の努力は必須。

  • 授業の内容を理解していそうな人に質問してみる
  • 周りの目よりも、授業の内容理解に目を向ける
周囲にうまく溶け込めません

短期間の仲間ですので、あまり気にせずに過ごしましょう。

  • 溶け込めなくても、周りの人に質問したり相談したりしていれば気にしすぎることはなくなりますので、自分の目的を見失なわないようにしましょう。
  • 20〜50代の人が受講生でたくさんの世代の人がいるので価値観もそれぞれです
  • 友達作りに行くわけではないので、思う存分資格取得の勉強時間確保に専念しましょう
生活リズムを変えることが難しい

受講する時めたときに、生活リズムが変わることを覚悟しましょう。

  • 一緒に暮らしている人達への協力を得ておく
  • 自宅での学習が難しい場合、訓練校での時間を多く取るようにし、自習時間を確保する
資格取得後の再就職への不安

資格取得してから考えましょう

  • 資格取得ができてもすぐに就職は決まりません
  • スキル0の人は自習に必死なので、資格取得後についての不安を持つ余裕はありません
  • すぐに就職できなくても、日雇いのアルバイトなどで生活費を確保して就職活動を継続してくのも視野に入れましょう
講師に質問しづらい

周囲の受講生に質問しましょう

  • 講師だけが教えてくれる人ではない
  • 人に聞くのが苦手であれば、YouTubeなどネットを活用する
  • 声をかけやすい人の目星を数人つけておく
どうしても馴染めず、ストレスで毎朝涙が止まらない

無理に受講する必要はありません。退校を視野に入れましょう。

  • 退校後はすぐに職業訓練を受講することは難しいですが、また受講できます
  • 身体や心に異変が出たら再就職も難しくなります
本当に希望職種につけるか不安

実際に働いてみないと仕事内容はわからないです

  • 求人情報だけでは実際の作業内容までは把握が難しい
  • 希望職種につけなくとも、受講して得た知識を活用する
  • 再就職先が合わずストレスになるのであれば、転職を視野に入れる
  • 就職した先で一生働く必要はありません
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